どんなもの?信用取引

資金や株を借りて行うのが信用取引


証券取引に携わっていないような人でも、度々耳にすることがある「信用取引」という用語。これは証券取引所や証券会社から資金や株を借り、それを元手に株取引を行う取引手法のことです。
「わざわざお金や株を借りてまで取引しなくても…」と考える人もいるかもしれませんが、証券会社などから有価物を借用すると、現物取引では行えないような取引ができるようになります。
まず、手持ち資金の額は変わらずに取引規模を拡大させることができます。利益額は取引規模に比例して上がるため、その拡大には大きなメリットがあります。
また、手元に株がある状態から取引を始められるようになるため、通称「空売り」と呼ばれる信用売りを行えるようになり、株価の下落局面でも利益を出せるようになります。

信用取引を行うに当たっての準備と注意点


信用取引を行うに当たっては、証券会社に専用の口座を開設する必要があります。信用取引は損失が出やすい取引になるため、口座開設には証券会社から一定の証券取引の経験を求められることがあります。
口座を開設したら、「委託証拠金」と呼ばれる信用取引の原資を入金しなければなりません。この委託証拠金の額に応じて、信用取引できる規模が決まります。あまりに少ない金額の委託証拠金であった場合、取引で損失が出るとすぐに「追証」と呼ばれる委託証拠金の追加入金義務が発生することになりかねません。信用取引においても、しっかりと余裕が持てる資金準備が必要です。
また、信用取引には資金や株を貸与される期間に応じた金利がかかります。現物取引の際についついやってしまいがちな株の塩漬けをしてしまうと、それだけで多額の金利を支払うことになりかねないので、注意しておかなければなりません。

信用取引の保証金の最低金額は30万・最低保証維持率は20%です。ただし、大引け時点で維持率か最低保証金を割り込むと追加保証金が必要になります。